悪質な探偵紹介サイトの問題について

最近になって多いのが、「OOに電話したら、OOO探偵社を紹介されて依頼をしたが、トラブルになったので、やっぱり調査をお願いしたい」と、来られるお客様です。
調査後に、「最初からAkaiさんに依頼すればよかった」と言われ、複雑な気持ちになります。

他にも、「OO探偵社は、料金が高いと聞いていたが、実際に見積もりしたら、紹介された△△探偵社の方が高かった、聞いていた話と全然違う」等、探偵社や探偵紹介サイトが、事実と違う情報を、流している話も多く聞きました。

そこで、この記事では、下記を説明します。

  • 悪質な探偵紹介サイトを簡単に見分ける方法
  • 悪質な探偵紹介サイトが言う、偽情報の見破り方

なぜ、トラブルが多いのかと言うと、探偵紹介サイトは、紹介料ビジネスだからです。

探偵紹介ビジネスでは、紹介料を最大化する為に「情報操作」を行います。
また、紹介業者によっては、ほぼ同じ探偵社しか紹介しない、自作自演に近い業者もあります。

紹介業者が行う「情報操作」とは? 具体的には下記です。

1
目的の探偵社の欠点を隠し誇大に褒める

2
目的の探偵社以外の悪口(嘘を含む)を喧伝する

探偵紹介業者にとっては、目的の探偵社を紹介しないと紹介料が得られないので当たり前の行為ですが、 お客様にとっては、客観的かつ正確な情報が得られないというデメリットが発生します。

では、どうやって、探偵社を選べば良いのか?
具体的な方法を紹介します。

1
探偵紹介サイトを利用する場合は、必ず、オススメの探偵社名を電話で聞きます

まずは、オススメの探偵社がどこかを聞き出します。
この時、オススメの探偵社の社名を教えてくれればよいですが、あれこれと理由をつけて、教えてくれない場合は要注意です。
探偵社を検討する前に、来社予約を取る事はオススメしません。

2
来社する前に、必ず探偵社ついて調べます

調べ方は、下記です。

1,探偵社の、過去の不祥事を検索します
2,探偵紹介サイトを利用する場合は、紹介サイト自体の評判を調べます
3,探偵社に電話をかけて、「お試し調査」が可能か?を聞きます

あまり質の良くない探偵社は、過去に不祥事を起こしている可能性があります。

「OOO探偵社 逮捕」、「OOO探偵社 ニュース」等で、過去の不祥事をチェックします。
探偵がらみの逮捕は、年間に、数件程度で推移していますが、悪質な事件もあるので、注意が必要です。
また、依頼者さんの為に頑張りすぎて微罪で逮捕される探偵社もありますが、この場合は、悪質だと決めつける事は出来ないので、事件の中身が重要です。

次に、上記2の手法ですが、重要なのは、探偵社や探偵紹介サイト自体の評判です。
できれば、弁護士等、利害関係がない第三者に聞いてみましょう。
知り合いに弁護士がいないのであれば、他の探偵社に聞いてしまうという手もあります(あまりオススメではないですが)。
探偵に探偵社について聞くと、ほぼ悪口しか言わないと思いますが、探偵紹介サイトの評判を聞くのであれば、また違った意見が聞けるはずです。

ネット上の口コミに関しては、ほぼ当てにならないのが現実です。
探偵ランキング等の口コミは、アフィリエイターや広告業者の自作自演が多いからです。
比較的マシなのは、Google-mapや、みん評といった、探偵から紹介料が発生しないタイプの口コミですが、参考程度に利用しましょう。


3の「お試し調査」についてですが、最近は、1万円以内の料金で、「お試し調査」が可能な探偵社が増えてきています。 そこで、まずは、お試し調査が可能な探偵社かどうか?を事前に探偵社に電話で聞きます。
電話で、「お試し調査」が可能な探偵社を何社かピックアップしておくのがオススメです。
最初から高額契約する事はオススメしません。

3
上記の調査が終わって、問題なければ面談に行きます

面談時の注意点としては

1,他社の悪口ばかり言う業者は、あまり質がよくありません
2,面談では、必ず見積書と契約書のサンプルを貰いましょう
3,お試し調査は必須なので、事前に電話で確認しておきましょう

4
探偵社を回って、見積書と契約書サンプルを集めます

その後、他の探偵社も、少なくとも3社程度は、回った上で、見積書と契約書(サンプル)を比較検討します。
何度も言いますが、契約書のサンプルを必ず貰って、即日に契約しない事です。
重要なのは、営業マンの口車に乗るのではなく、契約書をしっかりと読み、比較する事です。
契約書の内容が、探偵社によって大きく違うので、驚く事でしょう。

5
必ず、お試し調査を行います

見積書+契約書サンプルで、ある程度、探偵社が絞れるかと思いますが、この場合も、いきなり高額契約する事はオススメしません。
事前にお試し調査で、探偵社の調査力をチェックします。 とくに撮影能力は、探偵社によって大きく違うので、同じシチュエーションでの写真を比較する事で、探偵社の実力が判ります。
お試し調査は、通常1万円以内です。3社でお試し調査を行っても、3万円以内に収まります。
これは、探偵の最終コストを考慮すると、非常にメリットがある方法です。

6
調査契約を行います

お試し調査で、探偵社の実力を比較した上で、「料金+調査力」の総合力で、どこの探偵社に依頼するのかを決めるのが良いでしょう。
ここまで、念入りに選択すれば、探偵選びで失敗する可能性は低くなります。

次に、探偵社や探偵紹介サイトが使う「他社の悪口」について、具体的に調査する方法です。
探偵紹介サイトは、他社を非難する時に、様々な悪口を言います。
具体的には、下記が多いでしょう。

・OOO探偵社は、料金が高いぼったくり
・OOO探偵社は、下請けに全部、調査を流している
・OOO探偵社は、過去に逮捕されている
・OOO探偵社は、調査力が低い

これらの悪口の中には、真実と、嘘が混じっているので注意が必要です。
つまり、100%嘘をついている訳ではないところが、厄介なのです。

なので、具体的な悪口が、真実かどうかは、自分で調べるしかありません。
悪口1、 〇〇探偵社は料金が高い、ぼったくり。

これに関しては、見分けるのが簡単です。
具体的な調査プランに関して、契約書のサンプルを貰えばいいわけです。
面談まで行けば、必ずといっていいほど、貰えますので、契約書サンプルだけ貰って帰れば、大丈夫です。
同業他社と比較する事で、客観的な判断が出来ます。
ちなみに弊社の初回契約の単価は、20時間前後の調査で、40~45万円程度の料金になる事が多く、業界平均値よりも安いはずですが、同様の悪口を言われた事があります。
なので、偽情報が多いタイプの悪口となります。
悪口2、〇〇探偵社は調査を全部、下請けに出している。

該当の探偵社に電話で、「下請けを、使いますか?」と聞きましょう。
「原則使いません」と回答されたら、「絶対に使って欲しくない」と答えましょう。
この条件で、OKしてくれれば、下請けは使わない業者です。

ちなみに、弊社では、原則、下請けを使いません。
緊急時に、お客様の許可を得られた場合のみ、下請けを使う事はありますので、黙って使う事はありません。
ただ、下請けを使う業者が全部悪いのか?は疑問です。下請けを専門とする探偵でも、それなりに調査力がある業者さんも存在します。
ただし、元請けの調査機材が使用できない場合は、機材の点で不利になる場合はあります。
悪口3、OOO探偵社は、逮捕歴がある。

実際、逮捕歴のある探偵社も少なくないので、昔からある定番の悪口です。
調べる方法としては、Google検索で「OOO探偵社 逮捕」で、真偽が判るでしょう。
より詳しく調べたい方は、国会図書館等の過去記事のデータベース検索が有効です。
悪質な事件や、凶悪な事件もあるので、注意が必要です。

ちなみに、弊社も、これに近いような偽情報を同業者に言われた事がありますが、弊社は、役員も含め逮捕された事は、一度もありません。
また、この悪口を言った業者自身が、後に実際に逮捕されてしまった事には、驚きました。
悪口4、OOO探偵社は、調査力が低い。

基本的には、調査力は、「機材力x技量」の掛け算だと思います。
実力を知るには、下記の2点が最適です。

・探偵社を訪問した時に、調査機材を見せて貰う
・事前にお試し調査をする
(できれば、3社程度、お試し調査で比較する)

いろいろ書きましたが、インターネットは確かに便利です。
しかし、「情報の操作」自体が商売と化しており、客観的で正確な情報を得る事が非常に難しいと思います。

その中で重要なのは、「情報弱者」にならないという事です。
すべての情報を疑ってかかる事で、「情報弱者」に陥る事が防げるでしょう。

弊社としては、今後は、他の手段を使って情報発信を開始していく予定ですので、探偵紹介サイトに限らず、探偵に関するトラブル等がありましたら、是非、ご一報下さい。
無料で、アドバイスをさせて頂きます。