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  4. 盗撮カメラに注意!簡単にチェックできる盗撮対策を伝授!

盗撮されたといったニュースをよく耳にします。
盗撮対策を自分でするなら、
どのような箇所をチェックしたらいいでしょうか?

A: 盗撮されないためにも注意したいポイントがあります。
日ごろからぜひ確認しておきたい、自分でできる盗撮対策チェック項目を解説します。

盗撮対策、ぜひ確認したいチェック項目とは

自分でできる盗撮対策のためのチェック項目

盗撮の危険はどんな場所にも潜んでいるものです。

特にわいせつ目的の盗撮の被害件数は、平成22年度には1639件だったのが令和元年には3166件と、およそ2倍になっています。実際の犯行は、この何十倍になるといっても過言ではないでしょう。

盗撮といえば、カメラを使ってスカートの中を撮影するというようなイメージが強いかもしれませんが、最近では盗撮の仕方もより巧妙になっています。

中には、パソコンのウェブカメラをハッキングされて、自宅での生活がそのまま盗撮、ネット上で流されているというケースも発生しています。

こうした盗撮から身を守るには、盗撮についての知識を持ち、「どこに盗撮の危険かあるのか」を知ることが大切です。

今回は、盗撮に使われる機器や、盗撮被害に遭いやすい場所、ウェブハッキングなど新しい盗撮についてご紹介していきます。


チェック1.盗撮の方法と使われる機器を知る

  • スマートフォン、携帯電話
  • 小型カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ
  • パソコン
  • 監視カメラ

近年、盗撮に使われる機器でもっとも多いのが、スマートフォン(スマホ)です。

令和元年度に検挙された盗撮事件のうち、実に72%で犯行にスマホが使われていました。

スマホが盗撮に多様される背景には、カメラアプリの進化があります。

通常、スマホのカメラは、撮影すると音が鳴るように設定されており、シャッター音を消すことはできない仕組みになっています。
ですが、アプリの中には、その音を消すことができるものがあり、相手に気づかれることなく撮影することが可能になるのです。

スマホ以外では、小型カメラが盗撮によく使われます。
全盗撮事案の15%にあたります。

最近では、指先程度の大きさの超小型カメラがネットで売られています。中には、靴に仕込むことに特化したもの、ペン型、カード型、傘型など偽装された小型カメラも存在します。


チェック2.盗撮被害にあう場所とは・・・

 
  • 商業施設
  • 更衣室、トイレ
  • 駅の階段、エスカレーター
  • 電車、バス
  • 自宅

など

令和元年度でもっとも盗撮被害が多く発生したのがショッピングモール等の商業施設です。

人手が多いことを利用して、店内やエスカレーターなどで背後からスマホをスカートの中に差し込む、という事例が多いようです。

また、昨今被害が増加しているのが更衣室やトイレでの盗撮です。
小型カメラをあらかじめ仕掛けることもあれば、隣の個室からカメラを差し込むというケースもあります。



チェック3.遠隔からも盗撮の危険がある

盗撮は必ずしも犯人が接触して行われるとは限りません。
中には、遠隔から盗撮されている可能性もあります。


わかりやすいケースでいえば、更衣室にカメラを仕掛けているようなパターンです。
この場合、リアルタイムで見ている場合もあれば、あとからカメラを回収する場合もあります。

外の更衣室、トイレなどであれば、周囲をよく確認すればカメラを見つけることもできます。

ですが、中にはもっと巧妙で、目視では見つけることが困難なタイプがあります。
それが、スマホやパソコンのカメラがハッキングされるようなケースです。


自宅にパソコンを置いている人は少なくないと思います。その大半に、ウェブカメラがついているでしょう。

このウェブカメラをハッキングし、私生活を盗撮したり、違法に他人に公開するというような事件が起きています。

スマホの場合は、スパイアプリを仕込まれるという事案が多く発生しています。

スパイアプリとは、GPS位置情報やメール、通話履歴などが他人に筒抜けになってしまうものです。
カメラをハッキングされることもあり、それが盗聴・盗撮につながることもあります。

チェック4.自分の身は自分で守る、盗撮対策の方法

盗撮されないようにするためには、日頃から周囲を意識をしておくことが大切です。


日頃からできる盗撮対策

  • 周囲に気を配り不自然な動きがないか確認する
  • 盗撮されにくい服装をこころがける
  • 電車やバスの中では、背後に注意する
  • 段差のある階段やエスカレーターでは、盗撮できないように後を隠す
  • 更衣室やトイレでは不審なものがないか確認する

こうした行動を心がけるだけでも、盗撮被害を防ぐことができます。

また、スマホやパソコンを使う際にも、注意が必要です。


スマホやパソコンの盗撮対策

  • 不審なアプリが入っていないか日頃から気にしておく
  • 不審なメールやURLを開かない
  • ネット用のセキュリティソフトを入れておく
  • パソコンのウェブカメラを使った後は接続を解除する
  • パソコンのウェブカメラのレンズ部分を付箋などでふさぐ
  • 外でフリーWi-Fiはむやみに使わない

スマホのスパイアプリの場合は、監視目的で恋人や夫が仕込むケースが大半です。

そうではない場合、ハッキング行為はコンピューターウィルスやWi-Fiを通して行われます。これはパソコンも同様です。


最近では、企業を装ってURLに誘導するという手口が多いです。
巧妙に偽装されているため、気づかずにクリックしてしまってウィルスに感染、データを抜き取られたりカメラを乗っ取られたりという被害が増えています。

盗撮防止はもちろんのこと、個人情報を守るためにもこれらの対策は有効ですので、ぜひ気をつけてみてください。

さいごに

盗撮はいまや他人事ではありません。

スマホの普及で、手軽に撮影行為ができるようになったために、どこででも被害に遭う可能性があります。

心がけ一つで盗撮の被害にあう可能性はかなり低くなります。
「盗撮なんてされない」と思うのではなく、「もしかしたら盗撮されるかも」という意識を少しでも持ち、日頃から意識することが盗撮対策になるでしょう。