大事な車が嫌がらせを受けないようにしたい、または、いま嫌がらせを受けているという方は、車の嫌がらせ対策に効果がある方法について知りたいと思っているはずです。
例えば、車のボディに傷を付けられたり、塗料を塗られたり。
タイヤをパンクさせられたり、窓を割られたり。
このような嫌がらせを受けないためにも、大事な車を自分で守る方法についてご紹介したいと思います。
車の嫌がらせ対策として、効果のある方法を4つご紹介します。
車を駐車している場所を監視するため、監視カメラを設置します。
監視カメラを設置すれば、車に嫌がらせを行っている犯人が誰か特定する証拠になります。
また、監視カメラが設置されていることがわかれば、嫌がらせを行っている犯人も、車にいたずらするのを躊躇する可能性があります。
駐車場にセンサーライトを設置するのも車の嫌がらせ対策として一定の効果が期待できます。
センサーライトがあれば、夜中の暗闇に乗じて嫌がらせをするということができません。
周囲に人の目を気にする犯人なら、センサーライトが点灯しただけで嫌がらせを諦める可能性があります。
カーセキュリティーとは、車に取り付ける警報装置のことです。
外に停めてある車から、突然サイレンやブザーのような音が鳴り出したのを聞いたことがあると思います。あれがカーセキュリティーです。
動体検知センサーや振動センサーなどを備えたカーセキュリティであれば、嫌がらせをされた際に、車の異常を検知して警報を鳴らすなど、車の持ち主や周囲に知らせてくれます。
ドライブレコーダーといえば運転中にだけ記録されるものと思われがちですが、駐車中の録画も可能な駐車監視機能がついたドライブレコーダーもあります。
駐車しているときにも、ものの動きや衝撃を感知すると即座に録画が開始されるため、犯人を特定する証拠になります。
また、ドライブレコーダーの種類にもよりますが作動するとLEDランプが点滅するタイプのものもありますので、犯人への威嚇にもつながる可能性があります。
手軽な車の嫌がらせ対策として、車にボディカバーを被せるのも方法のひとつです。
ボディカバーを被せれば、塗料を塗られたり、車のボディーに傷を付けたりといった嫌がらせを防ぐ効果が期待できます。
また、ボディカバーを被せる嫌がらせ対策は、他の方法と比べて費用も安く、誰でも簡単にできる方法なので、他の嫌がらせ対策と併用しやすいという利点もあります。
「監視カメラやカーセキュリティーを取り付けると高い」と躊躇される方もいると思います。
そんなときには、ダミーを使うという手もあります。
監視カメラやカーセキュリティ、ドライブレコーダーにはいずれもダミー品が存在します。もちろんダミーなので本来の機能は持ち合わせていませんが、ランプ点灯の機能がついていることが大半のため、それらしく見えて威嚇があります。
この4つの方法が、個人に出来る嫌がらせ対策として、有力な方法と言えるのではないでしょうか。
ただ、この4つの方法の実施にはいくつか注意しなくてはならないことがあります。
4つの嫌がらせ対策をご紹介しましたが、嫌がらせ対策ではいくつか注意することがあります。
カーセキュリティーには光で犯人を威嚇するタイプ、大きなアラート音を鳴らすタイプ、車の持ち主に異常を通知して知らせるタイプがあります。
嫌がらせ対策で効果のあるカーセキュリティーは、車の持ち主に異常を通知するタイプのカーセキュリティーです。
車に何らかの異常があれば、車に設置したセキュリティ機器から、スマホや専用リモコンに異常を通知してくれます。
通知を受けた車の持ち主は、警察や契約している警備会社に連絡して、嫌がらせの現場に急行してもらうといった方法が取れます。
このような回りくどい方法と取る理由は、車の持ち主が現場に行くと嫌がらせを行っている犯人から危害を加えられる危険があるからです。
安全面を考慮するなら、カーでキュリティーは異常を通知するタイプの物を使ってください。
車に嫌がらせを受けた際、その嫌がらせの証拠を記録・保管してください。
嫌がらせの証拠は、後で警察への通報や保険の手続きをする際に必ず必要になります。
車の嫌がらせを受けた人は、すぐにでも嫌がらせの痕跡を消してしまいたいと思うかもしれませんが、嫌がらせの痕跡を消すのは証拠を保存した後にしましょう。
この注意点を確認した上で、次の「車に嫌がらせをされた後の正しい対処」を行ってください。
車に嫌がらせをされたら、警察に通報・相談しましょう。
「この程度で通報していいの?」と悩むような場合には、最寄の交番へ相談したり、警察相談専用電話(#9110)で判断をあおぐという手もあります。
犯人を逮捕してほしい、修理のために保険を使いたいというようなときには、警察官に被害状況を確認してもらい、迅速に被害届を出すことをオススメします。
ただし、警察に通報したからといって、必ずしも犯人逮捕のために捜査をしてくれるとは限りません。
警察が緊急性を要しないと判断すると、軽微ないたずらでは捜査されないことが大半です。
「じゃあ、警察に届け出る意味はないじゃないか」と思うかもしれません。
嫌がらせが続くような場合には、警察に都度届け出ておくことで「悪質だ」と認められ、捜査対象になることが多いです。
また、保険を適用するためには被害届が必ず必要になるので、警察に届け出る必要があります。
嫌がらせによって車体を汚されたり傷を付けられたら、加入している自動車保険会社へ連絡します。
自動車保険で車両保険に加入しているのであれは、いたずらなどで傷ついた車を補修した際の費用が、保険適用される場合があります。
保険の担当者に確認を取り補修手続きなど、必要な手続きの確認をしてください。
保険を適用するには、警察への被害届と嫌がらせの証拠が必要になりますので、用意しておきましょう。
ただし、保険を使うかどうかについてはよく考慮する必要があります。
修理代を補償してもらい、支払を受けると「事故があった車」として翌年の保険料が上がることになります。
場合によっては、自分で修理代を負担する方が結果的に安くなることもあるのです。
車の嫌がらせは繰り返される可能性があります。
嫌がらせを受けた駐車場に車を駐車したままにしておくと、また嫌がらせの標的にされる場合があります。
そのため、可能であれば車を駐車する場所を変えることをおすすめします。 しばらくの間、駐車場を変えて、ほとぼりが冷めたら元の場所に戻すという方法でもかまいません。
いかがだったでしょうか?
車の嫌がらせは一度で終わることもあれば、故意に繰り返されることもあります。
愛車を傷つけられないためにも、ぜひ日ごろから対策を実施してみてください。
また、嫌がらせが続いているのに、警察に被害届を出しても動いてもらえないようなときには、探偵事務所を頼っていただくという手もあります。
嫌がらせ現場を押さえる証拠取得調査が可能です。
警察へ突き出して刑事罰に問うのはもちろん、民事訴訟で慰謝料を請求する際にも役に立ちます。
当社でも、車の嫌がらせに対する証拠取得調査や、嫌がらせ対策の相談・アドバイスを行っています。嫌がらせでお困りの方は、一度当社へご相談ください。