私の友達が、旦那と誰か知らない女性が手を繋いでデートしている姿を目撃しました。
これは離婚の理由になりますか？
旦那が浮気をしていたら、離婚したいと思う妻は多いでしょう。
ですが、妻が思う旦那の「浮気」は、法的には浮気とは扱われず、離婚が認められない可能性があります。
まずは妻が一般的に、旦那のどういった行動が浮気と感じるかを挙げてみましょう。
- ハグ
- キス
- 「好き」「愛してる」などの言葉
- メールやＬＩＮＥのやり取りが頻繁
- ２人だけで食事をする
- 手をつないで歩く
- お泊り
- 肉体関係を持つ
など
妻が旦那の行動を浮気と判断する基準は、人それぞれ違っています。
妻以外の女性と２人きりで会っていれば浮気と感じる人もいれば、ハグや軽いボディタッチで浮気と感じる人もいるでしょう。
旦那が普段どのような価値観をもって異性と接しているかにもよりますが、旦那の行動のどこからが浮気だと感じるかは、妻の価値観ひとつです。
確実な浮気の事実を確認できていなくても、旦那の上記のような行動から「その先」が想像できてしまう時点で、妻は浮気とみなすのではないでしょうか？
離婚の理由になる「浮気」とは
このように、浮気のボーダーラインは人の感情や価値観によって左右されますが、万人が認める浮気のラインとはどのような行動をさすのでしょうか。
法的には、浮気は「不貞」と言われ、「不貞」とは配偶者以外の異性と肉体関係を持つことを言います。
夫婦には貞操義務があり、夫婦のどちらかに不貞行為があった場合、不貞された側の配偶者は離婚を求めることができます。
つまり、旦那が妻以外の女性と肉体関係をもった場合に、はじめて浮気として認められ、離婚を要求することができるのです。
もちろん、肉体関係をもつところまでいかなくても、旦那が承諾すれば離婚することはできます。
しかし、旦那が離婚を拒否し、裁判などで離婚を争うようなことになった場合は、旦那が妻以外の女性と肉体関係をもったかどうかが重要になります。
前項で挙げたような、手を繋いだりキスをしたり、という行為だけでは、法的には浮気とみなされず、離婚の理由としては認められないのです。
浮気を理由に確実に離婚したいなら
旦那の浮気を理由に、真剣に離婚したいと考えているなら、法的にも認められる浮気の証拠をそろえる必要があります。
つまり、旦那が自分以外の女性と肉体関係をもったという証拠です。
それも、一度きりではなく、ある程度継続的な不貞行為があったことを証明できる証拠が望ましいでしょう。
浮気が継続的に行われていた場合の方が、その悪質性の高さから、離婚がより認められやすくなります。
また、離婚はしないにしても何もなしに旦那を許すことはできないという場合も、不貞行為の証拠があれば、旦那や浮気相手に慰謝料を請求することができます。
妻としては旦那に浮気されているという認識でも、旦那と浮気相手との間に肉体関係がなければ、離婚をするのは難しいです。
もし、どうしても離婚や慰謝料請求をしたいなら、自分の価値観による主張だけをするのではなくて、法的な基準に従い、旦那の不貞行為の証拠を集めるために動き出しましょう。
裁判で通用する浮気の証拠については、下記のサイトをご覧ください。
離婚をする気はなく、旦那の浮気をやめさせたいという方は、下記のサイトが参考になります。
